目次
第1部 物理学と哲学の時間概念をめぐる問い(物理学の時間表示の起源;物理学の時間とカントの時間論)
第2部 近世哲学の時間解釈(A)―カントの時間論のドイツ観念論における展開(シェリングによる自然哲学;フィヒテの根源的直観論;ヘーゲルの概念による時間論)
第3部 近世哲学の時間解釈(B)―時間の構成(ライプニッツ対ニュートンとカント;ボルツァーノによる時間の基礎付け)
第4部 物理学の時間概念とその問題(物理学における時間表示の問題;時間と量子物理学における観測の問題)
著者等紹介
藤本忠[フジモトタダシ]
1969年長野県生まれ。上智大学文学部哲学科・東京都立大学理学部数学科卒業。上智大学大学院哲学研究科博士前期課程修了。北海道大学大学院理学研究科修士課程修了。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。2004年博士(文学)。日本学術振興会特別研究員をへて、現在、龍谷大学文学部哲学科准教授。専門は哲学及び数理科学基礎理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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