内容説明
生きる、死ぬは誰のものなのか。われわれの生命に宿された本質とは。神と倫理を超えた自由で根源的な思索。
目次
第1論文 いのちの文化と死の文化―生命倫理におけるカトリックと進化論の対立と調停の可能性
第2論文 医療の名による悪―生命の操作という傲慢さ
第3論文 自殺あるいは安楽死―死を選ぶとは何を選ぶことなのか
第4論文 神愛から人間愛へ―ジョセフ・フレッチャーの状況倫理
第5論文 キリスト教倫理から生命倫理へ―ポール・ラムジーの場合
第6論文 “人間・動物・存在”の尊厳
第7論文 われわれは「存在」しなかった方が善いのか?―「反出生主義」の形而上学的分析
著者等紹介
古牧徳生[フルマキトクオ]
1960年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修認定退学、文学博士(京都大学、論文)。現在、名寄市立大学教授
浦英雄[ウラヒデオ]
1962年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。現在、南山大学・聖アントニオ神学院非常勤講師
次田憲和[ツギタノリカズ]
1966年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)修了、京都大学博士(文学)。現在、大阪芸術大学他非常勤講師
佐藤真基子[サトウマキコ]
1975年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、富山大学共通教育センター教授
山口雅広[ヤマグチマサヒロ]
1976年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(文学)。現在、龍谷大学文学部他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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