神と生命倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771026674
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C1012

内容説明

生きる、死ぬは誰のものなのか。われわれの生命に宿された本質とは。神と倫理を超えた自由で根源的な思索。

目次

第1論文 いのちの文化と死の文化―生命倫理におけるカトリックと進化論の対立と調停の可能性
第2論文 医療の名による悪―生命の操作という傲慢さ
第3論文 自殺あるいは安楽死―死を選ぶとは何を選ぶことなのか
第4論文 神愛から人間愛へ―ジョセフ・フレッチャーの状況倫理
第5論文 キリスト教倫理から生命倫理へ―ポール・ラムジーの場合
第6論文 “人間・動物・存在”の尊厳
第7論文 われわれは「存在」しなかった方が善いのか?―「反出生主義」の形而上学的分析

著者等紹介

古牧徳生[フルマキトクオ]
1960年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修認定退学、文学博士(京都大学、論文)。現在、名寄市立大学教授

浦英雄[ウラヒデオ]
1962年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。現在、南山大学・聖アントニオ神学院非常勤講師

次田憲和[ツギタノリカズ]
1966年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)修了、京都大学博士(文学)。現在、大阪芸術大学他非常勤講師

佐藤真基子[サトウマキコ]
1975年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、富山大学共通教育センター教授

山口雅広[ヤマグチマサヒロ]
1976年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(文学)。現在、龍谷大学文学部他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kaza Arikai

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第七論文のベネター批判は全ての反出生主義者が読むべきだろう。自分自身反出生主義者だが、反出生主義の理論的陥穽を再認識させられた。また、p.221の「一つ言っておくと、『善/悪くはない /中立/善くはない/悪』というごく少数の価値カテゴリーだけで、(人格の存在・非存在のもとでの)快苦の存在・ 不在を巡る全状況を遺漏なく評価しようとするのがどだい無理なのだ」という指摘は的を射ている。2025/04/13

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