内容説明
一体、今私たち人類はどこにいるのか。この永遠の問いに対しレオ・シュトラウスの近代理解を導きとし、フランス革命についてのヘーゲル解釈を基に考察。半世紀に及ぶドイツ観念論研究を軸に、人生の根本問題を若い読者に問いながら、今ここに「人類としての私たちの居場所」を論じきった名著。
目次
第1部 近代とは何か―レオ・シュトラウスの政治哲学における近代(レオ・シュトラウスの衝撃;レオ・シュトラウスの近代解釈)
第2部 ヘーゲルにおける国家と宗教(政治哲学とは;『精神現象学』における啓蒙と宗教;『法の哲学綱要』における国家と宗教;総括:ヘーゲルのフランス革命解釈およびヘーゲルにおける国家と宗教の関係から帰結する「私たちの居場所」)
第3部 ヘーゲル政治哲学の現代的意義(序;カントとEU(ヨーロッパ連合)
ヘーゲルとEU
ヘーゲル政治哲学の現代的意義)
著者等紹介
山内廣隆[ヤマウチヒロタカ]
1949年鹿児島市生まれ。1982年広島大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士課程後期単位修得退学。博士(文学)。現在、広島大学大学院文学研究科特任教授。広島大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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