内容説明
会社に限らず組織では、皆で何かを計画・実行し目的を実現させるため、十人十色の意見をまとめる必要がある。しかし、集団をまとめるのは容易ではない。そうした時、どうすればよいかを考え実行するのが「経営」である。しかし、経営学はそれに答えていない。本書では、人間のあり方を忘れ実践とかけ離れた「経営学」に警鐘を鳴らし、真の実践の学として「経営学」を問いなおす。
目次
第1部 経営学再考(経営学の「問題性」―反経営学の出立点;経営の哲学的省察;経営学のパラダイム転換)
第2部 現代物理学と経営学(慣性系の相対性と人間;素粒子と実在界;量子論と経営学)
第3部 経営学に問われるもの(「実践」の定置;「実存」としての実践;「実存」の構造―経営の「時間性」;経営学の再構築;経営学の分別―無分別の「一般化」を問う;経営の診断と教育―「分別」の実践)
著者等紹介
竹内毅[タケウチタケシ]
長崎県生まれ。1953年長崎大学経済学部卒業、同年、三井銀行(現三井住友銀行)入行。1985年同行定年退職(調査部参事)。その間、本店、大阪支店、東京支店、はじめ全国支店で融資業務ならびに支店経営に従事、また調査部において経営相談ならびに経営診断・指導統括(通産省登録中小企業診断士)。1985年信州大学経済学部公募客員講師。1986年中小企業事業団中小企業大学校客員研究員および講師委嘱。1992年長崎大学経済学部教授。1996年九州国際大学経済学部教授。2000年日本大学経済学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。