内容説明
桜若葉小学校の校庭には大きなクスノキがある。つぎつぎおこるへんな事件はすべてこの大きなクスノキからはじまった。いまはまだそのことをだれも知らない…探偵レオン登場。小学3・4年生から。
著者等紹介
岡田淳[オカダジュン]
1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。図工専任教師として小学校に38年間勤務。その間から斬新なファンタジーの手法で独自の世界を描く。『放課後の時間割』(日本児童文学者協会新人賞)『学校ウサギをつかまえろ』(同協会賞)『雨やどりはすべり台の下で』(サンケイ児童出版文化賞)『扉のむこうの物語』(赤い鳥文学賞)「こそあどの森」シリーズ(野間児童文芸賞)等受賞作も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
35
どんな音色なんだか。アリサのヴァイオリン。2012/07/31
chiaki
34
桜若葉小学校では、へんてこなことばかりが起こります。ぺたぺたしたやつに追われたり、カラスノエンドウが中庭でジャングル化したり、教室で風船が巨大化したり、プールにクジラが現れたり…。もうこれ以上ないってくらい続くへんてこストーリーだけど、最後の章でレオンが登場することで全てが解決される。アリサちゃん、自分では全く気づいてない所がいいですね。画用紙の裏と表の世界かぁ♪さすが岡田先生。ヒキザエモンが可愛いかったな〰️。今日テントウムシを見たとこなのでこのおはなしを読んだことに勝手な縁を感じました。2019/11/06
ゆか
29
アリサのバイオリンが世界を救ったわけだが、アリサが誰にも言わず(内緒にするとレオンに約束したからだけど)がようしの裏の世界の事も自分だけの秘密にしたところ、素敵だなと思いました。私だったら、できないなあ。誰かに言っちゃうよ、絶対。そんなアリサのフアンになりました。一人で立ち向かって、しかも、レオンにバイオリンになってと危機で、おもいつくなんて、すごいです。2014/04/06
shiho♪
20
この本の続編にあたる『小学校の秘密の通路』は勤務校に蔵書してあるけど、この本はなかったので購入。 小学校で巻き起こる不思議な現象についつい引き込まれ、「あれ?カメレオンのレオンはいつ出てくるんだ?」と我に返る。後半でレオン登場。 岡田さんのお話は読みやすいし、子ども達にとって日常(学校)がこんなにファンタジーになるなんて。はずれがないですね。2021/07/26
のり
18
学校に不思議な出来事が次々と。オバケなのか、なんなのか、イタズラはエスカレートしていく。そこに探偵のレオン参上。面白いなぁ、岡田ワールド。ぺたぺたした足音がついてくる…最初のつかみは最高。解決の仕方がまた最高。2018/07/30