翻訳の倫理学―彼方のものを迎える文字

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  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771025301
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C1012

内容説明

意味か文字かという困難な問題に対し、倫理の次元を導入しつつ、他者との関係において問い直す。前著『他者という試練』で展開された翻訳理論の歴史的考察を補完する。

目次

彼方のものを迎える宿―序論
道程の予告
自民族中心主義的翻訳と重ね書き的翻訳
翻訳の分析論と歪曲の体系論
翻訳の倫理
ヘルダーリン、あるいは顕れとしての翻訳
シャトーブリアン、ミルトンの翻訳者として
クロソウスキーの『アエネーイス』

著者等紹介

ベルマン,アントワーヌ[ベルマン,アントワーヌ] [Berman,Antoine]
1942‐1991。フランスの翻訳家

藤田省一[フジタショウイチ]
大阪生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(言語情報科学専攻)博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinaba

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翻訳対象の文字の列を、一旦その意味のイデア的なところに持ってきて、他言語の等価な表現に持っていく…という方向の翻訳"ではなく"、文脈を見ない語単位での逐語訳でもなく、元の文字の列を"移す"、リテラテ、な翻訳について。「元の作品の著者が仮に翻訳後の言語で直に書いたとしたらこうなるという翻訳」という仮定はほとんど意味をなさないという指摘なるほどだ。2016/04/01

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