内容説明
意味か文字かという困難な問題に対し、倫理の次元を導入しつつ、他者との関係において問い直す。前著『他者という試練』で展開された翻訳理論の歴史的考察を補完する。
目次
彼方のものを迎える宿―序論
道程の予告
自民族中心主義的翻訳と重ね書き的翻訳
翻訳の分析論と歪曲の体系論
翻訳の倫理
ヘルダーリン、あるいは顕れとしての翻訳
シャトーブリアン、ミルトンの翻訳者として
クロソウスキーの『アエネーイス』
著者等紹介
ベルマン,アントワーヌ[ベルマン,アントワーヌ] [Berman,Antoine]
1942‐1991。フランスの翻訳家
藤田省一[フジタショウイチ]
大阪生まれ。東京大学大学院総合文化研究科(言語情報科学専攻)博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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