対人援助学を拓く

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  • サイズ A5判/ページ数 359p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771024601
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C3030

内容説明

人を「教える」「なおす」「計る」でなく「助ける」という社会行為に特化した「対人援助学」。これを学び、現場で実践した成果はいかなるものとなったか。「家族・コミュニティ・社会」「人間発達」「臨床心理学」「人間形成」「行動成立」の各領域から27の実践報告を収録し、「対人援助学」のさらなる発展を目指す。

目次

第1部 対人援助と家族・コミュニティ・社会(子連れ離婚・再婚家族への支援;若年母親への対人援助学的アプローチ―研究をいかにフィールドに還元するか ほか)
第2部 人間発達の諸段階で考える対人援助(発達や障害に関する学びに潜む「落とし穴」とその発展的克服;今、青年期の教育における2つの支援 ほか)
第3部 対人援助と臨床心理学(対人援助で“つかえる”心理臨床を目指して;対人援助者の「つなぐ・つながる」力とチームづくりの試み―DV子どもプロジェクトの取り組みから ほか)
第4部 人間形成と対人援助(社会福祉実践の一形態―「共にある援助」について;生きがいの探求 ほか)
第5部 当事者の行動成立をめざす対人援助学(障害学生を大学で受け容れるための学生主体の活動;ひきこもり支援FSJGの10年 ほか)

著者等紹介

村本邦子[ムラモトクニコ]
立命館大学大学院応用人間科学研究科教授、女性ライフサイクル研究所所長。専門分野は臨床心理学、女性学

土田宣明[ツチダノリアキ]
立命館大学大学院応用人間科学研究科教授、同文学部教授。専門分野は発達心理学

徳田完二[トクダカンジ]
立命館大学大学院応用人間科学研究科教授。専門分野は臨床心理学

春日井敏之[カスガイトシユキ]
立命館大学大学院応用人間科学研究科教授、同文学部教授。専門分野は臨床教育学、教育相談論

望月昭[モチズキアキラ]
立命館大学大学院応用人間科学研究科教授、同文学部教授。専門分野は対人援助学、応用行動分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

11
「対人援助学」という学問を踏まえた、27の実践が報告されています。本の構成は、1)対人援助と家族・コミュニティ・社会、2)人間発達の諸段階で考える対人援助、3)対人援助と臨床心理学、4)人間形成と対人援助、5)当事者の行動成立をめざす対人援助となっています。幅が広く論じられており、僕にとっては難しい内容のものもありました。各論では発達障害に対する対人援助の論考があり、同情(compassion)ではなく共感(empathy)の重要性が述べられていたところは大変勉強になりました。2014/07/04

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