内容説明
マネーゲームで新自由主義を謳歌していたアメリカ社会。サブプライムローンなどの債権の証券化で膨らんだバブルは、一瞬で弾け、あっさりと世界を金融恐慌に陥れた。本書では、「人間」としての視点より、毀誉褒貶の激しい市場原理主義へ警鐘を鳴らす。
目次
第1章 グローバル社会の地平―競争か平等か
第2章 現代社会の実像と諸相―市場原理主義の限界
第3章 逆流する現代文明―未来からの警鐘
第4章 マネーゲームの終焉―通貨の社会学
第5章 ネットの進化と人間の退化―情報の倫理学
第6章 ガイアの未来―ブレークスルーへの道
著者等紹介
山本武信[ヤマモトタケノブ]
1954年福岡県出身。九州大学文学部哲学科卒業。共同通信社ボン特派員、フランクフルト支局長、大同工業大学教授を歴任、2005年4月から阪南大学教授。2009年4月、山梨県立大学国際政策学部教授に就任予定。2006年2月から共同通信社「にっぽん診断」コラムニストを兼務。この間、欧州、アジア、オセアニアなど世界50カ国で取材。ゴルバチョフ元ソ連大統領らの要人とインタビューした。専門はメディア社会論、国際ジャーナリズム論、国際関係論、現代文明論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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