目次
第1部 国際シンポジウムから―多元性・宗教・寛容(宗教の多元的状況と仏教;多元的世界における宗教的寛容性と公共性―東アジアの視点から;宗教的多元性の諸問題―東アジアのキリスト教の比較研究;日本における多文化共生のゆくえ―民族祭りの視点から ほか)
第2部 寛容性の問題とその射程(日本と韓国のキリスト教における宗教間対話について;内村鑑三における隣人愛思想;矢内原忠雄の朝鮮観―隣国愛の可能性をめぐって;寛容の臨界―オウム事件を題材に;『大秦景教流行中国碑』における宗教的寛容;中国におけるキリスト教本色化運動―中国キリスト教史からの考察;グローバリゼーション下での寛容さの記録―中国東北地区における日本人公墓の記念化を事例として;社会体制転換後の特赦と寛容性―南アフリカの事例を中心に;マルティン・ブーバーにおける寛容と公共性―ユダヤ・アラブ問題への取り組みを通して;差異の共和国―フランスにおける多文化主義の受容をめぐって;スポーツと寛容性―サーフィン共同体におけるジェンダーとローカリズム;文化の“あいだ”と寛容の条件)
著者等紹介
芦名定道[アシナサダミチ]
京都大学大学院文学研究科助教授(キリスト教学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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