内容説明
12の先進諸国(地域)の多様な社会政策を鋭く分析、「比較福祉国家論」を展開し、その特質を浮き彫りに。低成長経済下でもがく日本のゆくえにも重要な話題の書。
目次
国際比較というコンテキスト
アメリカ:アメリカ福祉国家?
カナダ:一歩前進、二歩後退?
オーストラリア:賃金稼得者の福祉国家の変容
ニュージーランド:平等主義の神話
日本:福祉社会との訣別
イギリス:福祉国家の後退?
スウェーデン:モデルと現実の間で
ドイツ:内からの改革
イタリア:南欧モデルからの移行
ロシア:革命か、改良か?
南アフリカ:急かされた転換
香港:国家と市場との間で