風の現象学と雰囲気

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784771012097
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3010

内容説明

本書では、風、風土、雰囲気、気分、「気」などの相互の関連を考察し、“風の現象学”という方向で思想をまとめている。フッサールと、ハイデッガーやシュミッツとの架橋の試みであり、地球環境問題や、政治哲学に関わる問題群に関わる論文、ギリシャ哲学との対決を試みた論文をも収めた。

目次

第1部 風の現象学と雰囲気(気の哲学と雰囲気―「風の現象学」の試み;物の現われと準物体―夜と風の現象学のために ほか)
第2部 構造論的現象学の視点から見た比較文化論の試み(間・文化的不変更体と変更する諸項;ヨーロッパ中心主義、ヨーロッパ中心体制、脱ヨーロッパ化―構造論的‐現象学的考察)
第3部 政治の現象学(マキアヴェリと現象学―政治の現象学の一つの可能性;世界の家政管理の思想と環境危機―構造論的‐現象学的究明)
第4部 哲学の伝統との対決(人間世界の法律と神の唯一の法―ヘラクレイトスの断片114の構造論的‐現象学的解釈;諸々の形相の網―プラトン『ソフィステース』における構造論的思惟)

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