内容説明
本書は、わが国の国際私法、とりわけ国際家族法について概説するとともに、今後の課題を探ろうとするものです。過日、「民法の一部を改正する法律」(平成11年法律第151号)の施行に伴い、法例の一部の規定の語句が改められましたので、補訂版においては、それに関連した補正を施しました。新訂版の発刊に際しては、最終講を書き改め、また、ほぼ全般に亘り、加筆しました。
目次
国際家族法総説
国際私法の構造
準拠法の指定
準拠法の適用
婚姻
離婚
親子
後見および保佐
扶養
氏名
相続
遺言
国際的裁判管轄権
が異国判決の承認および執行
国際私法の現代的課題
国際家族法の展望
日本人の国際結婚
著者等紹介
笠原俊宏[カサハラトシヒロ]
昭和23年6月9日大阪市浪速区に生まれる。昭和46年中央大学法学部法律学科卒業。現在、東洋大学法学部教授、弁護士(第二東京弁護士会所属)
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