出版社内容情報
戦時体制下、中止していた箱根駅伝は、昭和18年の一度だけ靖国神社スタートで復活した。秘せられた幻の大会の全容を初めて明かす。
澤宮 優[サワミヤ ユウ]
1964年生まれ、スポーツ、ノンフィクションライター。『巨人軍最強の捕手』で、第14回ミズノスポーツライター優秀賞受賞。
内容説明
伝統の箱根駅伝は、軍部の圧力で昭和15年で中止された。しかし、学徒動員で死ぬ前にもう一度箱根を走りたい、という学生たちの強い願いは、戦勝祈願という名目で、靖国神社をスタートすることで開催にこぎ着けた。しかし多くの関係者はその後なぜ、口を閉ざしたのか。「紀元二千六百三年靖国神社・箱根神社間往復関東学徒鍛錬継走大会」と改名された幻の大会の全貌を徹底取材で描くノンフィクション。
目次
第1章 箱根には正月が二度やって来る
第2章 死ぬ前にもう一度箱根を走りたい
第3章 戦時下の青春―日大・成田静司の日記から
第4章 慶應、往路優勝!
第5章 復路始まる
第6章 戦時下の箱根駅伝
第7章 三つ巴の優勝争い
第8章 戦場へ
第9章 箱根を走った「誇り」
著者等紹介
澤宮優[サワミヤユウ]
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部卒業、早稲田大学第二文学部卒業。陰で懸命に生きる人物をモチーフに、スポーツから文学、歴史まで幅広い分野で執筆。2003年1月に刊行された『巨人軍最強の捕手』で、第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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