出版社内容情報
アーユルヴェーダ料理の決定版。食べることは生きること。なにをどう食べるかで人生が大きく左右されることを解き明かす叡智の結集。アーユヴェーダ料理の決定版。
食べることは生きること。
なにを食べるか、どう生きるか。
古代インドから届く、命を輝かせる美味しいメッセージ??。
私たちの身体はすべて、私たちが「食べるもの」で出来上がっている。
そんな簡単なことを、なぜ私たちは忘れてしまったのだろう。
日本のアーユルヴェーダ学会を牽引する重鎮イナムラ・ヒロエ・シャルマ医師??日本人で初めてインドのグジャラート・アーユルヴェーダ大学大学院を卒業。アーユルヴェーダ医師の資格を取得し現地で10年開業後帰国??が、アーユルヴェーダの食に対する思想・哲学を、わかりやすく解説。
日本のアーユルヴェーダ料理の第一人者、インド・スリランカのスパイス料理を日本に紹介し続けている香取薫が、現地で習得してきた本格的アーユルヴェーダ料理のレシピを惜しげなく公開。
アーユルヴェーダで使われる薬草の薬効などの解説を、日本でそれらを実際に育て、研究している彦田治正氏が執筆。
アーユルヴェーダは、なぜ「食べること」にこだわるのか……。
人生を明るく楽しく、そして正しく生きることは、なにをどう食べるかにかかっている。
食べることの意味を、とことん追求したアーユルヴェーダの叡智に触れてください。
はじめに イナムラ・ヒロエ・シャルマ 1
アーユルヴェーダ健美食 理論編 イナムラ・ヒロエ・シャルマ
第1章 アーユルヴェーダにとって健康とはなにか 11
人はなんのために生きているのか 12
健康とはどういう状態か 16
第2章 ドーシャ理論を知り、自分の体質を知る 21
トリ・ドーシャ理論とはなにか 22
ドーシャはどうやって作られ、どう変化していくか 26
ドーシャの乱れによって起きる病気 33
持って産まれた体質を知ろう 37
体質チェックテスト 40
第3章 食事について 43
食の原則 44
一日のなかでの食事法 45
季節による食べ方 49
オイルについて 51
肉について 53
有益な食べ物、無益な食べ物 54
気をつけるべき食べ合わせ 55
体質別食事法 57
酒について 60
感謝の気持ち 63
第4章 アーユルヴェーダ健美食 スパイスとレシピ 香取 薫 65
スパイスとその他の食材 66
ギーの作り方 78
タルカのやり方 クミンのタルカ/マスタードシードのタルカ/タルカの作り置き 80
基本のキチュリー アーユルヴェーダ食の優等生 82
大根たっぷりキチュリー しみじみ癒されたいときに 84
ドライフルーツキチュリー ほんのり甘い滋養粥 85
ポンガル 南インドの伝統料理、白い粥 86
プラウ スパイス入り炊き込みご飯 88
ムーングドライダール 緑豆のシンプルな炒めもの 90
基本のダール 毎日食べたい豆カレー 92
ウラド豆のにんにく味スープ 体力をつけ、体を芯から温める 94
ペサラットゥ 朝食に向く緑豆のドーサ 96
スパイスオイルをかけたサラダ クミンのタルカで消化に優しく 98
コラサンボーラ 葉野菜のココナッツ味サラダ 100
野菜を茹でたり蒸したり ギーソースをかけて 102
野菜を炒めて ギーとスパイスを使って 103
キャベツ ポリヤル 南インドの野菜炒め 基本 104
カリフラワー サブジ 北インドの野菜料理 基本 106
小松菜マッルン ココナッツ香る軽い青菜炒め 108
冬瓜サブジ とろりとした優しい味 110
冬瓜のココナッツ味スープ 食欲がない夏に 112
冬瓜のクールドリンク ココナッツウォーターを使って 113
ビーツのサーンバール 南インドの豆入り野菜カレー 114
ビーツクートゥー 南インドの代表的副菜をビーツで 116
肉入りルビースープ 比類なき最強滋養スープ 118
ヤギマトンのココナッツシチュー 肉の摂り方のお手本、ケーララの薬膳 120
トゥラシーの香りの蒸し魚 ハーブを使った香りも薬効も最高の時短料理 122
コラキャンダ ココナッツ入り青汁粥 124
コリアンダースープ 大好きな香菜をクミンの香りで 126
ハニーナッツデーツ 食べすぎ注意の美味しいスイーツ 128
黒ごまの鉄分補給菓子 女性を元気にする生薬スイーツ 129
アロエ入りクミン味くず湯 美味しい整腸剤 130
アロエ入りジュース アロエと果物をスパイスで 131
キャロットキール 心と体に幸せドリンク 132
シャターヴァリーを使って アーユルヴェーダの若返り生薬 133
ジャルジーラー 暑いインドの定番ドリンク 134
フルーツマサラのすすめ アジア流、フルーツの味わい方 135
バターミルク用の調合マサラ スパイス入り消化促進ドリンク 136
ヒーングアシュタクチュールナを常備しよう 調合スパイスの消化薬 137
パーパル 体によいアルカリ性食品 138
生姜&消化を助ける知恵 インド伝統のホームレメディー 139
アーユルヴェーダで特に推奨されるハーブなど 彦田治正 140
シャターバリー ツボクサ トゥラシー カレーリーフ コリアンダー(香菜)
鉢植えで育てる 144
ツボクサ トゥラシー カレーリーフ コリアンダー(香菜)
第5章 私のアーユルヴェーダ食 香取 薫 146
おわりに 香取 薫 157
プロフィール&参考文献 158
イナムラ・ヒロエ・シャルマ[イナムラ ヒロエ シャルマ]
著・文・その他
香取 薫[カトリ カオル]
著・文・その他
目次
第1章 アーユルヴェーダにとって健康とはなにか(人はなんのために生きているのか;健康とはどういう状態か)
第2章 ドーシャ理論を知り、自分の体質を知る(トリ・ドーシャ理論とはなにか;ドーシャはどうやって作られ、どう変化していくか ほか)
第3章 食事について(食の原則;一日のなかでの食事法 ほか)
第4章 アーユルヴェーダ健美食スパイスとレシピ(スパイスとその他の食材;ギーの作り方 ほか)
第5章 私のアーユルヴェーダ食
著者等紹介
シャルマ,イナムラ・ヒロエ[シャルマ,イナムラヒロエ] [〓arm〓,Inamura Hiroe]
アーユルヴェーダ医師(Guj.Ayu.Univ.,India)。大阪アーユルヴェーダ研究所所長。大阪市立大学医学部看護学系卒。大阪府立成人病センター勤務後、渡印。Gujrat Ayuveda Universityを首席で卒業。日本人初のアーユルヴェーダ医師資格取得者となる。同大学院修了後、現地で10年間開業。帰国後、大阪アーユルヴェーダ研究所、鳥取アーユルヴェーダ研究所を開所。アーユルヴェーダの普及、教育、講演、臨床研究活動などに従事。第30回日本アーユルヴェーダ学会2008大会長(記念号500頁発刊 参加者600名)、Gui.Ayu.Univ.元編集委員会委員。日本アーユルヴェーダ学会理事、NPO日本アーユルヴェーダ協会副理事長、Aihore PratiSThAnam、Himani Ayurveda Research Foundation(HARF)顧問などの活躍を続けている。2016年「国際ヴァイディック会議」でアーユルヴェーダ研究に50年間携わり人類に貢献したとして表彰される
香取薫[カトリカオル]
1962年生まれ。インド・スリランカ料理研究家。キッチンスタジオペイズリー主宰。1985年に訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、さまざまな地方の主婦たちから本場のインド家庭料理を習う。帰国後、日本の気候や日本人の味覚にあう健康的なスパイス使いを研究。スパイスの普及とインド文化の紹介に取り組む。1992年、料理教室を開設。数多くのインド料理店店主、料理インストラクターを輩出。日本アーユルヴェーダ学会評議員。日本香辛料研究会会員
彦田治正[ヒコタハルマサ]
現在、石垣島で、薬草・薬木を集めた「アーユルヴェーダの森」の創設をライフワークとして、100種以上のハーブを栽培・研究中。アーユルヴェーダのハーブなどを販売する「もだま工房」代表でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。