出版社内容情報
「天皇の戦争責任はあると思います」。長崎市長発言に寄せられた手紙集。天皇そして戦争責任。そこに昭和史の焦点がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
17
同じ事象を耳にしても感じ方が如何に異なるかがわかります。市長の考えに賛成・反対両方の立場の手紙が記載されている点が良かったです。2022/01/16
Toshio Iwamura
1
昭和63年末、市議会で昭和天皇の戦争責任を口にして大きな論争を呼び、後に右翼に狙撃され重傷を負った本島長崎市長。本書は、本島市長に届いた7300通の激励・批判の手紙のうち、約300通を淡々と紹介したもの。ほとんどは激励ながら、批判、中には脅迫状の類も紹介されていて、なかなかの迫力。「昭和の終わり」という時代、昭和末期の「空気」を感じさせる良書。
-
- 和書
- ラビン回想録