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自閉症と心の発達―「心の理論」を越えて

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  • サイズ A5判/ページ数 397p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784761400057
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C3037

内容説明

「心の理論」仮説に異議あり!自閉症の基本障害をめぐって、「心の理論」仮説が台頭し、我が国でも注目を浴びているが、本書の著者は、反「心の理論」派の代表的論客として知られている。著者は、発達精神病理学の立場から、通常発達からの逸脱として自閉症をとらえ、とりわけ対人関係における相互作用のつまづきを重視する。さらに、マルチン・ブーバーやウィトゲンシュタイン等の著作に触れることにより、“他者理解”をめぐる哲学的問題をも俎上に載せ、発達には、“我一汝”(対人関係)と“我一それ”(対物関係)という異質な関係性に基づいた二つの異なった道筋があると指摘する。人間発達の根本問題にまで迫り、従来の発達論の見直しという気宇壮大なテーマに挑んだ力作である。

目次

自閉症の臨床像
対人関係性(通常の乳児の場合;自閉症の場合)
対人理解の発達
概念的問題(心を理解することについて;思考と言語について)
思考と言語:自閉症の場合
心の発達と自閉症

著者等紹介

ホブソン,R.ピーター[Hobson,R.Peter]
タヴィストック・クリニック、ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ教授
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感想・レビュー

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なっしー

0
大学院のある授業の教科書だったが何もわからなかった。時が経ち、改めて通しで読んでみた。そして、わからない。ただ、院よりは少しは理解できるところもあった。おそらく、ピーター・ホブソンは、関係性を重視している。心の理論での理解ではなく、我ーそれ、我ー汝関係といった三項関係を重視しており、人との関係ができるまでの基盤も非常に考慮している。ということか。あまり、具体例が出てこず、理論やこれまでの議論が中心のため、難解だ。ちなみに、ホブソン先生は、タヴィストックで精神分析が専門だったのか、院の頃は知らなかったな。2019/11/12

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