内容説明
本書は、内外古今の釣り本のほとんどを網羅して、その代表的なものには著者の思い入れと解説を加えながら紹介した「釣り本書誌」ともいうべき特色を備えている。織田信長や津軽の殿様の釣り、江戸時代の川柳集『柳多留』に見える釣り、魚の伝説や魚の歌合せ、さらには石井研堂・幸田露伴・佐藤垢石・井伏鱒二・獅子文六・森下雨村らの文人が書いた釣りの本も収録している。巻末にまとめた「釣り関係文献目録稿」は、釣り本マニア必見の好資料である。
目次
1 釣り本漁り
2 釣り人の聖書
3 昔の釣りを偲ぶ
4 名作あれこれ
5 よき時代の「釣り仲間」
6 外国の釣り風景
7 つり雑誌小史
8 釣りの醍醐味