- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 講談社インターナショナル
内容説明
生涯60余度の真剣勝負で一度たりとも敗れることなく、二刀流という独創的な流儀を生み出した不世出の武道家・武蔵。人間の本質を探求し続けた武蔵の剣の道は芸術全般につながり、水墨画や彫刻などの達人ともなった。本書は、「地水火風空」という五つの章の中に、困難な状況の中でも勝ち抜くための哲学や、創造性の秘密、人生の極意を解き明かしたもので、世界中の武道関係者や経営者たちが愛読している不朽の名著である。
目次
地之巻
水之巻
火の巻
風之巻
空の巻
著者等紹介
宮本武蔵[ミヤモトムサシ]
1584年(天正12)生まれ。二天一流という二刀流剣法の祖。円明流とも称した。号は二天、名は玄信。本書『五輪書』には播州(兵庫県)の生まれと記されているが、美作(岡山県)生まれの説もある。父は新免無二斎とされる。13歳ではじめて試合をして勝利し、60余度の試合で一度も負けなかった。1604年(慶長9)、21歳のとき京都で吉岡一門と戦う。佐々木小次郎との船島(その後、巌流島と呼ばれている)の決闘は1612年(慶長17)、武蔵29歳のとき。1640年(寛永17)、57歳で熊本藩の客分となり、「兵法三十五箇条」をまとめる。1643年(寛永19)10月から岩戸山の霊巌洞にこもり『五輪書』の執筆を始め、亡くなる数日前に弟子に与える。1645年(正保2)5月19日に死去。書画などにも優れた文武両道の士であった
ウィルソン,ウィリアム・スコット[ウィルソン,ウィリアムスコット][Wilson,William Scott]
1944年、テネシー州のナッシュビル生まれ。フロリダで少年時代を過ごす。ダートマス・カレッジとモンテレー外国研究大学院卒業後、名古屋の愛知県立大学の大学院研究生となる。ワシントン大学で日本文学の博士号を取得
松本道弘[マツモトミチヒロ]
1940年、大阪府に生まれる。関西学院大学商学部卒業。日商岩井勤務、アメリカ大使館同時通訳、NHKテレビ英語上級講座講師を務めた。現在、国際ディベート学会会長、ホノルル大学教授、国際教養大学客員教授。独自の「英語道」を提唱し、ICEE(英語道検定)を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。