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内容説明
砂漠に不時着した飛行士がめぐりあった星の王子さま。愛と美しさと純真さについて、私たちにそっと問いかける、不滅の名作。
著者等紹介
サン=テグジュペリ[サンテグジュペリ][Saint‐Exup´ery,Antoine De]
1900年6月29日、フランスのリヨンに生まれる。空軍および民間のすぐれた飛行士としての生活と体験を通じて、「南方郵便機」「夜間飛行」「人間の土地」などを発表。人間の尊厳とモラルを探求し、作家としての地位を確立した。第二次世界大戦にフランス空軍に参加、敗戦後アメリカに亡命する。1943年に、さし絵も自ら描いた「星の王子さま」を出版。同年、フランス空軍に復帰するが、翌1944年の7月31日、地中海の戦線で行方不明となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめさん
26
don't think feel! 児童文学だからなんとかなると思って、英文版「星の王子さま」を手に取ったが、なにがなんやら。日本語版の文庫と並べて、なんとか。。。裏表紙にTOEICレベル400〜ですって。イラストと英文の組み合わせ、リーディングの教科書トラウマが。/ The important thing is what can't be seen... / 英文の原典=大切なものは目に見えない。翻訳家というのは、やはりすごいんだな。海外の優れた名作も、彼らの手によって日本語で読める喜び。thanks!2017/02/22
ロッキー
10
2度読んで日本語訳でも読んだのだが、何も心に響かない。大切な何かを失ったのだろうか。2012/05/04
はりねずみ
9
Anything essential is invisible to the eyes. 英語で読むとまた少し違った雰囲気だけど、やっぱり素敵すぎる本。英語版を読んで、日本語訳がすごく素敵だと気づいた。大好きな星の王子様をフランス語で読めたらどんなに素敵だろう…2014/08/20
donut
7
Richard Howardによる2000年の英訳。難しい単語は後ろに意味が載っているので殆ど辞書を引かなくても読める。子供の頃に読んだ星の王子様を改めて読み返すために購入したが、昔は難解だった台詞が今では心に染みるし、奇妙な登場人物たちのことも理解できるようになっている。サン=テグジュペリがあちこちに散りばめた皮肉なユーモア(地理の勉強のおかげで中国とアリゾナを一目で見分けることができる!とか)にも初めて気づく。ただ、数字好きの大人を皮肉っておきながら、文中に数字がやたらと出てくるのはどういう意図なのか2019/05/10
ねぎとろ
6
TOEIC400点~のわりに英語が難しい…。文意をとるのに必死で読みが浅いが、それでも物語自体は示唆的で魅力的だった。ふとした拍子に、星に残してきた花のことを考える様子には思わず胸がときめく。つまらない大人が出てくると、こうはならないようにしたいなと思う。でも一方で、数を数えていた人も、大事な人との生活のために仕事として数えていたのかもしれない。そして仕事に疲れ果て、説明する気力を失っていたのかもしれない…と考えてしまう私はやっぱり大人になってしまったのだろうか。大切なことに気付くには、心に余裕が必要だ。2020/05/12




