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内容説明
クリスマスを明日に控えて、デラは泣いていた。愛する夫のジムにふさわしい立派なプレゼントを贈ろうと、あれこれ考えていたというのに、手元にはたったの1ドル87セントしかないのだ。デラが鏡の前に立って、長くて美しい自慢の髪を垂らすと、涙が一、二滴こぼれ落ちた。名作「賢者の贈りもの」をはじめとする、短編小説の第一人者のベスト・セレクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こたつドラゴン
4
ルビ付き親切設計シリーズ。そして誰もいなくなったに続き2作目。訳書は新潮版新旧両方、古典新訳文庫版、岩波版読了済み。訳は旧新潮文庫版が好きかも。英文のレベルは比較的簡単で、少し古い表現などはルビ振ってあるのでサクサク読める。やはりオーヘンリーは何度読み返しても良い。今でこそオチもありきたりだしオーソドックスな物語だけど、だからこそ普遍的な面白さを持っている。「賢者の贈り物」「最後の一葉」など名作も漏れなく入ってる。でも一番はやっぱり「よみがえった改心」だ。2016/06/04
ホリ
0
初の洋書。それぞれの短編のなかに、教訓が含まれていて、児童書のようで読みやすかった。2010/08/05