内容説明
本書では、広範なフィールドに及ぶ水産微生物学研究の今日的問題を、おもに食品、増養殖、環境の分野について、「微生物の利用と制御」というキーワードで整理した。
目次
1 食品における微生物の利用と制御(食品安全確保における最近の考え方;水産食品における微生物の利用;食品微生物の遺伝子手法を用いた検査法)
2 増養殖における微生物利用と制御(魚病原因微生物とその防除の考え方;プロバイオティクスの魚介類への応用;微生物による魚病原因ウイルス制御;海藻のマリンサイレージとしての有効利用)
3 微生物による環境保全(極限環境微生物による地球温暖化への挑戦;微生物による赤潮防除;微生物による有害物質の分解)