内容説明
圧政により詰みかけ状態の領地、その領主跡継ぎとして転生したソラ・クラインセルト(現在六歳)。領地の食糧難を解決するべく王都に向かったソラは、木材不足に悩むベルツェ侯爵にある取引を持ちかける。一方、ソラの存在を警戒し始めた教会派は、側近である獣人サニアに詐欺の濡れ衣を着せ、ソラを貶めようと暗躍する。サニア自身も、ソラに迷惑をかけてしまう事態を恐れて助けを乞うことをしなかった…。「詰みかけ転生領主」こと―ソラが下した決断とは!?六歳児だからと侮れない!転生前の知識をフル活用して挑む、待望の領地改革ファンタジー第二弾!
著者等紹介
氷純[ヒスミ]
2013年8月「MFブックス」から商業デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こも 旧柏バカ一代
23
王都で王子の誕生パーティーに出席したら、いきなり武門名家の貴族から決闘しろと言われる。最初は年齢が低いのと、武門の出じゃないという理由で断ってたが。王子が要らぬチョッカイを出して騎士を率いての模擬戦になった。でも、、主人公の父親の悪評のせいで誰も指揮下に入ってくれない。反対に武門の名家な相手は近衛騎士が傘下に入る。いよいよダメかと思ったら、スラム街の火災で大火傷を負った兵士達の火傷を名誉の負傷だと素で言ったら、彼等が傘下に入ってくれた。そして決闘は、、、ジャイアントキリングだわ。。2020/07/26
アカイトモ
6
今まで動きたくても動けなかった主人公がやっと躍動し始めました。枷であった脂豚ことクラインセルト伯爵から解放されてより自由に動けそうで何よりです。2014/06/27
天鈴
6
続けて二巻です。今まで一行で終わっていた師匠が出てきましたね。今後も絡んでくるのかな? それに重ねてさらーっと長されていた詐欺事件の方も本編に絡んできてるし、一気に読めました。これだったら三巻にも期待できるかな。あそこらへんの話をどうまとめてくるのか楽しみだ。2014/01/18
☆道明寺☆
6
物語の悪役で良く出てくる、典型的な悪徳領主の息子に転生してしまったソラ! なんとか財政を立て直そうと奮闘中の第2巻です! 主人公、やっと6歳(笑) 小学生にもなってない年齢だよ・・・! 今回は王子様のお誕生会の為、王都にお出かけしています! この王子様、「大丈夫かよっ!」て感じの天然ですね! ソラの事をちゃんと認めてくれる大人が、増えてきています! 国王様にも存在を認められ、父親たちと別者だと認識され始めています! 仲間を大事にするソラの周りには、沢山の人が集まって来るのですよ♪ 2013/12/28
るーしぇ
5
1巻の感想で幼年期を大事にしたいのは分かるが、とか書いたのに一気に7歳になってんぞ! 大事にされてねぇ!! 知識を伏線にされると鼻に付くが別の事に使ったものを転用するのは心地よく読めるのう。2014/01/10