目次
1部 災害情報の理論(災害情報の伝達体制;都市災害と情報メディア)
2部 ケース・スタディ(津波警報の伝達と受容;情報の混乱と流言蜚語;電話の輻輳とラジオの効用;津波情報さわぎの分析;パニックは発生したか;台風情報の防災効果)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばこ
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常々名前は伺っていた、というか今在籍している学会の初代会長さんの著書ということで、読みたかったものが、職場の図書館にあったので借りて読み。 1991年に出た本ということで、システムに関する記述には古さを感じるものの、情報伝達後の住民の対応や心理など、変化しないものもあり、それに対する考察には大いに参考になるところが多い。また、ケーススタディとして6つの災害時の例が詳細に触れられていた。これらについては他の本ではコラム的に触れられていたものはあったが、不十分に感じたところもあったので嬉しかった。2012/12/10