内容説明
元陸軍報道部員が明かす情報操作と言論弾圧の現場。大本営発表のデマ宣伝はいかにして流されたのか―陸軍新聞班の創設時から眺め、絶大な力を握った軍人たちの戦時下の活動を伝える。
目次
第1章 報道部の発足
第2章 日米開戦
第3章 アメリカの反攻
第4章 南海の死闘
第5章 頽勢いかんともしがたし
第6章 敗戦
著者等紹介
平櫛孝[ヒラクシタカシ]
1908年、広島市に生まれる。広島陸軍幼年学校、陸軍士官学校、陸軍大学校卒。陸軍野戦砲兵学校、陸軍砲工(科学)学校教官、陸軍省軍務局付、陸軍省(大本営)報道部員、留守第3師団参謀、第43師団参謀兼第31軍参謀兼中部太平洋艦隊参謀を経てサイパン戦に参加。陸軍中佐。1980年2月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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