出版社内容情報
南方に徴用された石油技術者7000人。密林の奥へ分け入り、石油を採掘、精製して日本へ──三菱石油、日本石油、千代田化工建設……日本の生命線を確保した男たちの壮絶な戦い! 油の供給の豊富なる国は光り栄え、油のなき国は自然に消滅す――太平洋戦争を支えた石油戦士たちの知られざる戦い。石油獲得を企図として実施されたパレンバン落下傘部隊〈空の神兵たち〉の活躍とともに描く話題作。解説/宮永忠将。
内容説明
油の供給の豊富なる国は光り栄え、油のなき国は自然に消滅す―。南方に徴用された石油技術者七千人、密林ふかく分け入り、石油を採掘精製して日本へ還送し、太平洋戦争を支えた石油戦士たちの知られざる戦い。石油獲得を企図として実施されたパレンバン落下傘部隊〈空の神兵たち〉の活躍とともに描く話題作。
目次
第一章 南十字星の下へ
第二章 戦争か屈伏か
第三章 艱難辛苦の末に
第四章 石油戦の尖兵
第五章 神話の崩壊
第六章 天国と地獄
第七章 苦難の道のり
第八章 焦土の中から
著者等紹介
石井正紀[イシイマサミチ]
昭和12年、東京品川に生まれる。早稲田大学理工学部建築学科卒業。千代田化工建設(株)、千代田テクノエース(株)を経て、石井正紀技術士事務所を主宰。在社中は、主としてプラントの建設に従事し、エクアドル、サウジアラビア、アルジェリアに長期滞在する。日本技術士会会員、環境アセスメント学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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