内容説明
零式艦上戦闘機―通称・零戦。初陣で中国空軍に圧勝、以後五年にわたり日本が敗れる日まで飛び続けた海軍主力戦闘機。この名機を駆って熾烈な戦争の日々を戦い、戦後の激動を生き抜いた男たちの八十年の時を超えた証言記録。第一巻は、昭和十五年の零戦初空戦に参加した搭乗員ほか全八名の貴重なインタビュー。
目次
三上一禧―零戦初空戦、撃墜した敵搭乗員との再会
黒澤丈夫―三空で比島空襲、日航ジャンボ機墜落事故
藤田怡與藏―真珠湾以来歴戦、日本人初のジャンボ機機長
中島三教―捕虜になった凄腕の戦闘機搭乗員
岩井勉―撃墜22機、被弾0のゼロファイターゴッド
中村佳雄―ラバウルで最も長く戦った搭乗員
吉田勝義―二〇二空、本土防空戦で活躍
土方敏夫―学窓より志願した零戦搭乗員の矜持
著者等紹介
神立尚紀[コウダチナオキ]
1963年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、講談社「フライデー」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ、災害などの取材報道に従事。1995年、戦後50年を機に戦争体験者の取材を始め、以後、インタビューした旧軍人、遺族は500人を超える。1997年よりフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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