内容説明
1942年3月2日、スラバヤ沖海戦のあと、海上には撃沈された多数の連合軍将兵が漂流していた。工藤艦長はただちに停船し、救助を開始する。自艦の乗員をはるかに上回る溺者を艦上に引き上げ、手厚く介護した。戦後、救助された元英海軍士官が来日し、艦長の墓前で感謝の祈りを捧げる。感動を呼ぶ奇跡の物語。
目次
序章 武士道と騎士道
第1章 英雄の揺籃
第2章 海軍式エリート教育
第3章 英米、日本の大国化を恐れる!
第4章 日・米英決戦準備
第5章 決戦
第6章 ジャワ沖海戦
第7章 駆逐艦「雷」昇天す
終章 工藤艦長、「雷」へ帰る
著者等紹介
惠隆之介[メグミリュウノスケ]
1954年2月、沖縄コザ市生まれ。1978年3月、防衛大学校卒業。1979年3月、海自幹部候補生学校卒業、遠洋実習航海(世界一周)。以後、艦隊勤務。1982年7月、退官(二等海尉)。1987年4月、琉球銀行入行。1997年5月、米国務省プログラムで米国の世界戦略を研修(ワシントン)。1999年4月、琉銀退職。以降、拓殖大学客員教授、沖縄国際大学講師を歴任。現在、シンクタンク「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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