内容説明
『クルアーン やさしい和訳』の編訳者・水谷周が、イスラームの碩学アフマド・アミーンの膨大な論考集『溢れる随想』全十巻から、現代日本にも通用する諸篇を選択。宗教と人生、西洋の物質主義批判、それに対してイスラームが果たすべき役割など、いずれも示唆に富み味わい深い。
目次
第1章 人生論(知ることと知らないこと;存在について;量より質を ほか)
第2章 宗教論(精神生活―霊性;精神生活―頂点;精神生活―インドの逸話二編 ほか)
第3章 文明論(失われた輪;文化の価値;向上の尺度 ほか)
著者等紹介
アミーン,アフマド[アミーン,アフマド]
1886~1954年。イスラームの歴史家、思想家。エジプトのカイロに生まれる。アズハル大学、イスラム法学院で学び、カイロ大学教授、王立アラビア語アカデミー会員を務めた。雑誌『リサーラ』『サカーファ』を中心に文芸評論を執筆。多数の著作を残す
水谷周[ミズタニマコト]
京都大学文学部卒、博士号取得(イスラーム思想史、ユタ大学)、(社)日本宗教信仰復興会議代表理事、日本ムスリム協会理事、現代イスラーム研究センター理事、日本アラビア語教育学会理事、国際宗教研究所顧問など。日本における宗教的覚醒とイスラームの深みと広さの啓発に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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