内容説明
北海道から沖縄まで、出身地ごとに軍人の経歴を見てゆくと、思わぬ相関関係に驚かされる。藩閥、地縁、そして県民性による相性まで、人間関係の背景を知れば歴史の新たな側面が浮かび上がってくる。陸軍のみならず日本国の針路にも影響を与えた四百数十人を俎上に、人物で描く明治・大正・昭和の帝国陸軍八十年史。
目次
はじめに―人間に迫る戦記を
天皇と皇族
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県〔ほか〕
著者等紹介
藤井非三四［フジイヒサシ］
軍事史研究家。１９５０年、神奈川県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。国士舘大学大学院政治学研究科修士課程修了（朝鮮現代史専攻）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CTC
13
23年9月の光人社NF文庫新刊、単行本07年同社。私が著者を知ったのはこの単行本によってだった。“列伝”形式の本は好物であり、全国各県の特色は話のネタにもなる。当時は全く歯が立たなかったが、取り敢えず書棚に並べ…これらが解りたいから今の読書傾向になったといっても過言ではない。そんな私にとっては昔馴染みが文庫になったのだ、内容は同じとはいえ、上下巻が1冊となり持ち運べるのなら730頁超で1,600円は買いだ。相変わらずソースは謎なのだが、価値は充分にある本だろう。2024/02/02
