出版社内容情報
小松茂朗[コマツシゲオ]
著・文・その他
内容説明
たとえ逆賊の汚名をうけようとも管轄下の在留邦人四万の生命を守るため、ソ連軍と戦い、その責任を果たした指揮官の波瀾の道のりを描く―個々の作戦から終戦処理に至るまで、確固たる先見力と他人を思う心をもって指針を示した将軍の生涯。敗戦の暗闇の中でも人々の心を照らした男の姿をつづる感動の人物伝。
目次
第1章 堅固な決意
第2章 暗夜の戦闘
第3章 最後の列車
第4章 闘魂の証明
第5章 人間の価値
第6章 戦略の勝利
第7章 将軍の春秋
著者等紹介
小松茂朗[コマツシゲロウ]
大正5年、長野県に生まれる。昭和18年、中央大学法学部卒。読売新聞社入社。東京新聞に転じ、社会部記者。19年、応召。満州孫呉電信隊に入隊。終戦にて、シベリアに抑留される。23年、帰還。東京新聞へ復社。社会部記者、支局長をへて社会部次長。52年、日本作家クラブ賞を受賞。平成10年12月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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