内容説明
北方警備の占守型4隻、対潜性向上と長航続力の択捉型14隻、対空対潜兵力強化の御蔵型8隻、構造簡易化直線化の日振型9隻と鵜来型20隻および、戦時急造の丙型53隻と丁型63隻ほか計173隻の航跡。重要な船団護衛任務を遂行した闘志あふれる戦闘員たちの最前線での死闘。戦う海の男の肉声を伝える感動の実緑戦記。
目次
海防艦二十二号米潜ハーダー撃沈の凱歌(平野孔久)
北海の護り二〇〇〇日「国後」一代記(西俣敬次郎)
艦長が綴る丁型海防艦の実力と全貌(隈部五夫)
殊勲の丁型四号海防艦硫黄島出撃記(寺島健次)
海防艦「天草」太平洋“対潜哨戒”道中記(小泉国雄)
占守型に始まった甲型エスコート艦列伝(杉田勇一郎)
にっぽん海防艦“乗員&人材”ものがたり(正岡勝直)
副長が見た占守型「国後」と北方護衛作戦(相良辰雄)
択捉型「対馬」南方船団護衛七つの戦訓(鈴木盛)
丙型海防艦八十一号非常の海に涙する時(坂元正信)
韋駄天三十一号“魔の海域”を突破せよ(関水宗孝)
護衛艦隊「千振」「淡路」南シナ海の慟哭(石山泰三)
丁型一五四号艦長“機雷掃海”戦闘日誌(隈部五夫)
忘れざる鵜来型「宇久」艦上の九ヵ月(伊藤浩)
日の丸船団の守護神“海防艦”盛衰記(佐藤和正)
日本海軍甲型海防艦戦歴一覧(伊達久)
付・戦力の中核 海軍小艦艇かく戦えり(正岡勝直)