内容説明
太平洋戦争までと戦後を含めた飛行時間七八〇〇時間、習得機種四三種―サムライ・パイロットの波瀾の航跡を克明に綴る。幾度かの病魔と闘いながら持ち前の気骨と精神力によって打ち勝ち、四八年という長年月を航空界に捧げた不屈の男の物語。厳しい操縦者の道をたゆまず歩み続けた、その軌跡を描いた感動作。
目次
第1章 ハルピン陸軍病院
第2章 最後の特攻隊
第3章 大空への憧憬
第4章 ヘリコ野郎
第5章 英霊たちの声援
第6章 輝かしき履歴
著者等紹介
岩崎嘉秋[イワサキヨシアキ]
大正7年、福島県に生まれる。昭和12年6月、海兵団に入団後、戦艦「陸奥」乗組。13年12月、第48期普通科整備術練習生。14年12月、第51期操縦練習生、航空兵となる。延長教育の後、大湊航空隊、大型機講習をへて16年6月、美幌航空隊へ。以後、九六陸攻に搭乗して中国大陸、南西方面、ソロモン方面を転戦する。18年3月、第一航空基地隊へ。以降、一式陸攻や月光、ダグラス輸送機などを駆る。19年11月、飛行兵曹長。一〇〇一空付、一〇二一空付、一航艦司令部付などをへて終戦を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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