内容説明
死に急ぐ捕虜、生きよと諭す監督兵。武士道の伝統に生きる日本兵と篤信の米兵、ふたつの理念の戦いを経て結ばれた親交を描く。
目次
或る電話
遥かな声
尋ねびと
有刺鉄線
再会
日本の心
白い米
啓示
新たな虜囚
戦わざる志願兵
不幸な味方撃ち
ソンジャン
遺体のうったえ
日本刀
遠いことづて
著者等紹介
舩坂弘[フナサカヒロシ]
大正9年、栃木県に生まれる。昭和15年、満蒙学校卒。16年、満洲216部隊に入隊、19年、中部太平洋に参戦。21年、復員。その後、書店経営にあたり、大盛堂書店会長。南太平洋慰霊協会理事、全日本銃剣道連盟参与、東京都ユースホステル協会理事など数団体の要職につく。剣道六段教士、居合道錬士、銃剣道錬士。テキサス州名誉市民章を受ける。平成18年2月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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