内容説明
戦闘経験を積み、チームワークを工夫し、血のにじむような努力によって成長したノヴォトニーのシュヴァルム(四機編隊)。みずからも生還できる戦闘機乗りたらんとして、幾多の撃墜王たちの空戦の極意を会得すべく研鑽を重ねた著者が、不滅の個人スコアを記録した若きエースの激闘の日々と、その空戦技量の真髄を描く。
目次
第1章 大空へ
第2章 事は志に反したが
第3章 不時着帰還
第4章 ロシアという所
第5章 スロースターター
第6章 撃墜マシン始動
第7章 戦闘機隊の猛者も人間
第8章 世界初のジェット戦闘機隊
第9章 戦うコマンド・ノヴォトニー
第10章 撃墜王二十三歳の終焉
著者等紹介
服部省吾[ハットリショウゴ]
昭和14年、旧満州国奉天市生まれ。昭和37年より平成5年まで、航空自衛隊の戦闘機パイロットとして飛行隊長などを歴任。総飛行時間4200時間。平成5年に退官後は防衛庁防衛研究所戦史部勤務、主任研究官(外国戦史研究班長)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スー
22
98ヴァルテル・ノヴォトニーは23歳で戦死するまでに撃墜数5位の258機を落としたエースです。他のエースと違ってなかなか撃墜数を増やせず平凡なパイロットで終わるかと思われましたがジワジワと着実に撃墜数を増やし訓練学校の同期で入校して直ぐに3機の飛行機を破壊したぶっ壊し屋が配属されると自分の2番機にし教官だった2人を3番機4番機にして戦闘の後も何度も話し合った結果、ドイツ最強のシュヴァルムと呼ばれ4人で470機を超える撃墜数を出しました。ユーモアがあり面倒見が良く整備士達を大事にし整備士達から慕われた2019/07/01