内容説明
日米海戦の勝敗を分けたものとは―大東亜戦争を南方で戦った著者が痛惜の思いを込めて活写した独創的戦争論。日米高級指揮官優劣の研究。指揮官名はもちろん、海軍の艦種、艦名、空軍の機種名、性能等はすべて実在したものを使用し、単なる「イフ」ではなく、採用すべき戦略を仮説として展開した。
目次
第1章 資源危機と日本の国策転換
第2章 新連合艦隊の編成
第3章 大戦突入に至る外交交渉と開戦準備
第4章 米軍の西進と日本の迎撃戦略
第5章 開戦の決定と開戦指導
第6章 石油資源確保と南方作戦
第7章 統帥組織の改革と索敵出撃の発動
第8章 戦局の急転
第9章 東京空襲とマーシャル諸島決戦
第10章 マーシャル決戦
第11章 太平洋の勝閧
著者等紹介
野尻忠邑[ノジリタダムラ]
大正13年12月、秋田市生まれ。東京陸軍幼年学校・陸軍士官学校卒業。昭和19年4月、ビルマ派遣・戦車第14連隊配属。昭和20年1月よりイラワジ会戦及びメークテーラ会戦に参加。昭和21年7月、復員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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