内容説明
頭部に一・五トンの炸薬を搭載し、一発でいかなる巨艦をも轟沈させ得る威力を持つ回天。水中深く潜り、姿が見えない人間魚雷は、米軍にとって絶大な脅威となった―必死必中の特攻兵器とともに凄絶な戦いに一命を投げうっていどみ、日本の行く末を思って死んでいった戦士たちの実像と、崇高な志を描く感動作。
目次
序章 原案をつくる五人の少・中尉
第1章 黒糸絨の若武者たち
第2章 潜水艦戦の敗北まで
第3章 甲標的から人間魚雷へ
第4章 先陣を切る菊水隊、続く金剛隊
第5章 光基地を重点に部隊編成
第6章 魚雷併用の洋上攻撃へ
終章 大津島をわたる風
著者等紹介
上原光晴[ウエハラミツハル]
1932年12月、東京・目黒区三田出身。中央大学文学部(仏文課程)卒。朝日新聞入社。高知支局を振り出しに東京、大阪、西部(北九州小倉北区)の三本社と各管内の取材部門に勤務。福島県いわき、神奈川県湘南(藤沢)両支局長を歴任。部長職。1992年12月、朝日新聞社を定年退社後、戦史を中心にノンフィクションで取材活動を続行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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