内容説明
日本軍に占領された南方の島々を破竹の勢いで奪還する米軍に、はじめて敗北の衝撃をもたらしたペリリュー島の戦い。「三日、長くて四日」と予測された米軍の制圧計画は覆され、七十数日間におよぶ熾烈な攻防戦が展開された。後の硫黄島、沖縄戦にも影響を与えた激戦の実態を、生還者への取材を元に日米相互に伝える。
目次
集結
激闘
転進
常在戦場
開戦
死闘
逆襲
血戦
玉砕
潜行
降伏
帰順
著者等紹介
岡村青[オカムラアオ]
1949年、茨城県生まれ。ノンフィクション・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スー
21
81アメリカ軍は3~4日で簡単に落とせると豪語していたペリリュー島の戦いは蓋を開ければ70日を超える激戦で第1海兵隊師団は大きな損害を出し再編成の為に戦闘終結前に撤収、屈辱の陸軍に後を任せる事になる。圧倒的な物量を前になんとか耐え抜き持久戦に持ち込む為に大変な困難を乗り越え人力で陣地作りを行い準備万端アメリカ軍を待ち構える。相当な激戦で島の形が変わる程の猛爆撃砲撃で双方が多大な犠牲を出し苦しみました。ペリリュー島で陸軍が奮戦している間に海軍は脆くも壊滅して孤立無援になっていくのがとても悲しかった。2019/06/02
まり
0
82020/05/10