内容説明
空母瑞鶴から見た南方攻略戦。初の空母対空母の航空撃滅戦において、空母レキシントン撃沈、空母ヨークタウン撃破の戦果をあげた日本艦隊―空母乗員、パイロットたちはいかに戦いにのぞんだのか。日米の膨大な史料と生存者へのインタビューにより明らかにした激闘の全容。壮大なスケールで描いた珠玉の実録戦記。
目次
第1部 史上最強の機動部隊(ラバウルをめざして;南方攻略作戦;インド洋機動作戦;英空母ハーミスを追え!)
第2部 日米空母対決(勝者の驕り;サンゴ海海戦;史上初の空母対空母;戦いの終焉)
著者等紹介
森史朗[モリシロウ]
1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チャゲシン
2
連戦連勝の日本海の機動部隊がついに史上初めての空母同士の航空戦、珊瑚海海戦に臨む。何もかも初めてのところに驕りによる索敵ミスが重なり、何をやってるんだと言いたくなるような失策が続く。戦術的には日本の勝利といわれるが、負けと言ってもいいくらいの惨憺たる結果に至る過程を、膨大な取材によって明らかにしていく。一応は、レキシントンを撃沈しヨークタウンを中破させることができたのもフレッチャー少将の判断ミスのおかげのようなもので、この海戦の戦訓をきちんと検証しなかったことがミッドウェーの敗北に繋がるのですな2019/11/14
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