出版社内容情報
新体制の行方を握る正男氏。日本への不法侵入事件の顛末、正恩との対立、彼を保護している中国、北朝鮮のあるべき姿について率直に語る。
金正日総書記の突然の死により、国内情勢の混乱もささやかれる北朝鮮。
後継者・金正恩氏がまだ若く、力量が未知数なこともあり、新体制の行方を左右する可能性がある人物、それが金総書記の長男・金正男である。
本書は、7年間にわたり正男氏と交流を続けてきた五味氏が、7時間に及ぶインタビューと150通ものメールに基づいて構成した「金正男独白録」である。
「父は三代世襲には反対でした」
「正恩には、北朝鮮の人々が豊かに生活できるように注文しました」
「北朝鮮の経済は中国のように“改革・開放”しなければ破綻する」
など、その率直な語り口は、北朝鮮情勢についての第一級資料である。
内容説明
父上は厳しくても、愛情が深かった。「三代世襲」にはもともと否定的でした。祖父(金日成主席)に容貌だけ似ている弟の正恩が、どれだけ北朝鮮の人々を満足させられるか、疑問です。世界的スクープ!インタビュー7時間+メール150通。
目次
はじめに 金正恩体制のカギを握る男
序章 金正日の「血と骨」
第1章 北京での邂逅「私が金正男です」
第2章 百五十通のメール対話
第3章 マカオでの独占インタビュー
第4章 祖国からの警告
第5章 プリンスはなぜ追放されたのか?
終章 金正男が平壌に帰る日
著者等紹介
五味洋治[ゴミヨウジ]
1958年7月26日長野県茅野市生まれ。82年早大第一文学部卒。83年東京新聞(中日新聞東京本社)入社。社会部、政治部(官邸、野党担当)などを経て97年、韓国延世大学語学留学。99~2002年ソウル支局、03~06年中国総局勤務。主に朝鮮半島情勢を取材。08~09年、フルブライト交換留学生で米ジョージタウン大に客員研究員として在籍。現在、東京新聞編集委員(外交・安保担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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