内容説明
難敵の捕捉と一撃必墜を期した百式司令部偵察機の戦い。「震電」「研三」の開発。そして空対空爆弾の成果は…。
目次
前翼型戦闘機「震電」―高速・重武装をつきつめよ!
百式司偵に積んだ三七ミリ砲―難敵の捕捉と一撃必墜を期待して
日本戦闘機、身内のライバル比較―選ばれた理由はどこにある?
空対空爆弾は有効だったか―大型機をねらうもう一つの火器
最高速レシプロ機「研三」―「より速く」の実現だけを念頭に
著者等紹介
渡辺洋二[ワタナベヨウジ]
昭和25年(1950年)、名古屋に生まれる。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集勤務。53年、第2次大戦の軍航空に関する執筆に専念。平成22年(2010年)、職業としての軍航空の著述を終了。以後、余暇を航空史研究にあてる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
19
野心的に技術の壁に挑み完成した震電や研三、変則的な兵器として実戦投入された武装司偵やタ弾等を例に、陸海軍の航空兵器が戦略や戦訓に基づきどのように実用化への道を歩んだかを振り返り、同時に仕様決定、設計開発、テスト、製造そして実戦の各段階でどれ程多くの有名無名の軍民の俊英達が奮闘したかを現代に語り残す労作。平時・有事を問わない国家レベルでの技術開発への取組のあり方、それを支える人材育成についても考えさせられる。震電や研三の物語は困難な状況下でこれだけのものを完成させた先人の努力と優秀さを物語る金字塔と言える。2017/06/04
niz001
2
どこかで読んだ記憶があるものばっかりやった。それはともかく、浪漫補正を引いてもやっぱり震電はカッコ良過ぎる。実戦配備されたとしたらあの長い脚は絶対にネックになったと思うけど、それもネ130搭載でジェット化すれば解消できるし。2017/06/05
-
- 和書
- 保育園一年生