内容説明
“カミカゼ”特別攻撃のさきがけとなった二〇一空にあって志願して特攻隊員となりながら、運命の糸に操られて奇しくも生き残りえた予科練搭乗員が、関大尉、久納中尉、植村少尉、国原少尉をはじめ死出の旅路に赴いた幾多の搭乗員たちと共に過ごした特攻基地での日々と彼らの真情を伝える感動のノンフィクション。
目次
第1章 若鷲はゆく、南の空へ
第2章 南十字星またたく戦場で
第3章 決戦のときはきたりて
第4章 マニラ湾に陽は落ちて
第5章 われレイテに死すとも
第6章 若桜たちは散り逝きて
第7章 今日の死か明日の死か
第8章 出撃命令はついに下らず
著者等紹介
小澤孝公[オザワタカヒロ]
大正13年4月、埼玉県に生まれる。昭和16年5月、第16期乙種飛行予科練習生として土浦海軍航空隊に入隊。昭和18年4月、予科練卒業。同時に第32期偵察専修飛行練習生として大井空に入隊、11月、卒業、502空に配属。昭和19年2月、501空に転属、ダバオに進出す。6月、あ号作戦に参加。その後、201空に編入、10月、捷2号作戦に参加。特攻隊を志願するも容れられず。11月、海軍上等飛行兵曹に任官。12月、大井空に転勤、飛行練習生教員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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