内容説明
「海軍の秋山真之、陸軍の松川敏胤」と並び称され、また「日露戦争とはクロパトキンと松川の戦いであった」と、その鬼才ぶりを讃えられた日本陸軍きっての奇才縦横の戦略家の生涯を活写した異色明治人物伝―日露戦争を勝利に導いた不世出の軍師の生き方を異能の経済人が流麗な筆さばきで描いた感動の人間物語。
目次
軍人の町
無欲恬談
参謀適任証
元帥の称号
謀将の最期
数理の人
日本軍の頭脳
心友秋山兄弟
乃木の感慨
苦衷の詩
眠れぬ夜
忍従の時
惜別の辞
著者等紹介
小谷野修[コヤノオサム]
昭和27年(1952)立教大学経済学部卒業。その後長く伊藤忠商事(株)に勤務。その間、瀬島龍三氏の麾下で働く。その後、流通企画担当部長、関係会社の経営を経て、昭和55年(1980)伊藤忠商事(株)退社。昭和60年(1985)横浜エフエム放送(株)設立。取締役副社長。立教大学経済学部講師。関東学院女子短期大学講師。作家。作詞家。経営評論家。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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