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光人社NF文庫
本土決戦―幻の防衛作戦と米軍進攻計画 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 212p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769829096
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0195

内容説明

昭和二十一年一月、陸軍は疲弊した市民を根こそぎ召集する百五十万の動員計画を立て、艦隊なき海軍は三千機の航空機を温存した―二十年秋の九州南部につづいて、関東への進攻が予想された本土上陸戦に、陸海軍は、いかにその戦備を整えていたのか。全国民を組織化させる未曾有の“決号作戦”の全容をえがく。

目次

海軍の本土決戦準備(海軍総司令部と決号作戦)
陸軍の本土決戦準備(国民総武装の体制)
米軍の対日進攻計画(九州および関東への上陸作戦)
本土決戦の実状(九十九里浜防衛部隊;首都防衛と大口径高射砲;松代大本営の全容)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CTC

5
陸士55期 土門周平氏らの研究や回顧録と、陸自関係者らの分析など、計6名の「本土決戦」に関するテキストを収録。初出は平成2年の『丸』別冊企画。光人社NF文庫今月の新刊。 「決戦」は敵の撃滅が目的であり、その反対の概念が「持久戦」となる訳で、少なくとも軍首脳は内陸の山地に篭って1億総玉砕など全く考えていなかった事を全ての章が示している。物資や陣地構築の不足はもとより、全軍の11%しか投入出来なかった現実。最高戦争指導会議は茶番であり、「国民道義は頽廃の兆あり」戦争遂行の態勢を最後まで維持する必要があった。2015/09/25

Mitz

1
もし8月15日に終戦を迎えていなかったら…。米軍は鹿児島及び宮崎から侵攻し九州の航空兵力を無力化するオリンピック作戦、そして相模湾及び九十九里から侵攻し首都を制圧するコロネット作戦を発動させる計画を立てていた。一方日本側は残存兵力と市民を根こそぎ動員する“決号作戦”での迎撃を企図していた。もし本土決戦が実現していれば、日米両国民にとって沖縄戦を遥かに超える惨憺たる悲劇になっていたであろうし、終戦後の占領政策やその後の日本の国際的地位はおよそ違う形になっていたであろう。それを思い知らされた本であった…。2015/09/06

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