内容説明
日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、そして日中激突となった十五年戦争―昭和十二年七月七日、北京郊外盧溝橋。支那駐屯軍新設から「泥沼」と称される長い不幸な戦いの実相を報道班員の眼がヴィヴィッドにとらえた異色歴史読本!混乱する陸軍中枢と収拾策に努める政府。対峙する第一線の実態を踏まえた話題作。
目次
第1部(長崎で暴れた辮髪水兵;支那駐屯軍の新設 ほか)
第2部(混乱の陸軍中央;参謀本部作戦部の分裂 ほか)
第3部(板垣と東條の確執;汪兆銘の重慶脱出劇 ほか)
第4部(日本本土初空襲;着陸地は大陸 ほか)
著者等紹介
益井康一[マスイヤスイチ]
1911年、徳島市に生まれる。1932年4月、毎日新聞社入社、東亜部勤務。陸軍報道班員として終戦まで中国に滞在。1951年6月、新設の毎日新聞東京本社編集局ラジオ報道部(のちラジオ・テレビ部と改称)副部長に、1954年8月から1961年2月まで同部長となる。その後、中部本社(名古屋)編集局次長兼報道部長、東京本社編集局次長、西部本社(北九州)編集局長、東京本社編集局顧問その他。1999年12月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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