光人社NF文庫
ガレー船物語―地中海を制した人力船発達史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769827573
  • NDC分類 556.7
  • Cコード C0195

内容説明

鎖に繋がれた奴隷の漕ぎ手。ムカデのように櫂を操る。古代の軍船の知られざる技法!数百人の漕ぎ手を使い、ギリシャ・ローマ時代に君臨した人力船の意外な実力を詳解する。

目次

序章 船の進化と推進法
第1章 古代の船
第2章 ガレー船の出現
第3章 商船としてのガレー船
第4章 軍船としてのガレー船
第5章 北欧のガレー船
第6章 日本のガレー船

著者等紹介

大内建二[オオウチケンジ]
昭和14年、東京に生まれる。37年、立教大学理学部卒業後、小野田セメント株式会社(後の太平洋セメント株式会社)入社。中央研究所、開発部、札幌支店長、建材事業部長を歴任。平成11年、定年退職。現在、船舶・航空専門誌などで執筆。「もう一つのタイタニック」で第4回海洋文学大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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北之庄

6
ガレー船物語読了しました。著者の大内健二氏は艦船に関する著作が多く、結構アレコレ読んでます。完全に趣味の世界ですが。本作ではガレー船のことは一通りわかりましたが、現在まで残る資料が少ない事もあって、同じ内容が何度も記述されている点、やや残念でした。また記述の大半が古代エジプトやらフェニキア、ギリシャ、ペルシャの記述が多くを占めているのも、個人的な関心の薄さもあり、興味を殺ぐことになりました。プレヴェザやらレパント両海戦を軸に、アドリア海の女王ヴェネチアとオスマン帝国との詳述を期待してましたので。2017/06/06

pangea74

3
紀元前のローマやカルタゴ、近世の地中海で軍船や商船としても活躍したガレー船の歴史などについて解説した本。ガレー船の構造や有名な海戦の過程が書かれていました。日本の船も紹介されていたけど少しだけ。紀元前ローマ時代に使われていたガレー船は壺などに絵として描かれているものの、詳細な構造がハッキリしていない部分もあるそうな。三段階の櫂で動くガレー船には数百人の漕ぎ手が必要だった模様。初めは市民が漕ぎ手だったけど、時代が変わるにつれて囚人や奴隷が起用され、劣悪な環境の中で働かされていたらしい。2020/02/26

おりひら

2
本書でも書かれていたけど、あまり「舟」の事始めは、あまり聞かない。 本書はタイトルになる「ガレー船」をメインに据えているのだが。 出足の滑り出しは良いものの、途中で何度も同じ内容を書いていたり、ガレー船を使った海戦の話しがメインになったり、最後にはガレー船でもない日本の海戦の話しになったり(地中海じゃないよ)。資料がまだまだ足りないのだから、仕方ないのでしょうか? ガレー船について語るには、まだまだ時期尚早なのかもしれません。しかし、参考文献もなにも表記していなかったのは、なんだろうな~。2015/01/20

Tetsuya Nakajima

1
ロマンあふれる内容で興味深く読んだのだけれど、「のである」が多すぎる文章に苦笑の連続だった。「のである」って、結構ずばり言いたいことを強調するのに使うものだと思うのだけど、これが全編にわたって連続で出てくる。見開きに7~8か所くらいあったりする。いくらなんでも著者か編集者には読み返してほしいと思った。2022/01/28

えぬ氏もわるよのぉ

1
著者の文章があまり巧みでないのに加え、ガレー船は史料が乏しく(特に紀元前)、推量が多いので、どうも隔靴掻痒の感。2020/06/17

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