成人学習理論の新しい動向―脳や身体による学習からグローバリゼーションまで

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  • サイズ A5判/ページ数 149p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784571101533
  • NDC分類 379.4
  • Cコード C3037

内容説明

本書は、成人学習の理論とその動向についての、心理学、社会学、哲学などを踏まえた最新の研究成果である。意識変容の学習に関する章で始まり、脳と学習の関係、魂や心を含むスピリチュアリティの学び、禅や太極拳などの身体的経験と感性、環境との相互学習、複雑化する職場の問題に取り組む学習、アジアやアフリカの学習の特徴、私たちの経験に意味を与える物語の学習、知ることのポストモダンな方法と社会運動、そして成人学習が多次元的でホリスティックな現象であるというまとめを含めて、非常に新しく多様な視点から成人の学習の実態と意義を紹介する。生涯学習を考え、実践する人々へ、未来への展望と日常的な行動への大きな指針を提供してくれる。

目次

序章 編集ノート
第1章 意識変容の学習理論
第2章 職場における学習:新たな動向と観点
第3章 スピリチュアリティと成人学習
第4章 身体を通じた学習
第5章 脳を用いて心に働きかけること
第6章 成人期のナラティヴ学習
第7章 学ぶことと知ることの非西洋的視点
第8章 現代の成人学習の課題
第9章 21世紀の成人学習理論

著者等紹介

メリアム,シャラン・B.[メリアム,シャランB.][Merriam,Sharan B.]
ジョージア大学の名誉教授であり、アメリカを代表する成人教育研究者。アメリカ成人教育協会が毎年優れた学者に贈呈するシリル・ホール賞を2003年までに3度受賞しており、国際的にも著名な学者である。アメリカ成人教育の伝統的な歴史と哲学に裏付けられた伝統的理論から現代の新しい理論を究めるだけでなく、質的研究法をはじめとする実践的研究手法にも詳しい。また、成人教育の研究フィールドは、北アメリカだけでなく、南アフリカ、東南アジア、中東やヨーロッパと広範囲にわたり、国際的な活動を続ける研究者でもある

立田慶裕[タツタヨシヒロ]
1953年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科後期課程単位取得退学。大阪大学助手、東海大学講師・助教授を経て、国立教育政策研究所総括研究官

岩崎久美子[イワサキクミコ]
1962年生まれ。筑波大学大学院教育研究科修士課程修了。現在、国立教育政策研究所総括研究官

金藤ふゆ子[カネフジフユコ]
1962年生まれ。筑波大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。東京都立教育研究所社会教育研究室研究主事、常磐大学人間科学部専任講師を経て、同大学准教授、2008年より文部科学省生涯学習政策局生涯学習調査官併任

荻野亮吾[オギノリョウゴ]
1983年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程在学、日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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