内容説明
足かけ五年にわたった太平洋戦争で命を散らした日本軍将兵二百万以上。敗勢濃い戦線で、撃つに弾なく、食うに糧なく、無言のまま果てていった兵士たち。名もない戦場で空しく朽ちなければならなかった無念さとはいかなるものだったのか。無名戦士たちの息づかいを伝え、過酷な戦場を再現する感動のノンフィクション。
目次
第1章 あと一歩の距離
第2章 歌う兵隊・上原敏の戦い
第3章 かかる兵士ありき
第4章 砲声と硝煙のなかで
第5章 軍馬のいななき
第6章 遠い戦場の記憶から
第7章 赤トンボ特攻隊
著者等紹介
土井全二郎[ドイゼンジロウ]
1935年生まれ。佐賀県出身。京都大学経済学部卒業。日本海洋調査会代表。元朝日新聞編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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