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光人社NF文庫
菊兵団ビルマ死闘記―栄光のマレー戦から地獄の戦場へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784769825548
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

ビルマ最北部でのフーコン作戦開始から終戦までの二年間に第一機関銃中隊は、二二五名の戦没者を出している。出発時中隊は一二〇名であった。二年間の内に二個中隊が全滅したことになる。これは内地からの補充と合併によって、定員の二倍が消え、一人が二回戦死したのだ。私たちの部隊は二度全滅したのである。

目次

第1部 勝利の戦い・死中に活路(マレー進攻作戦;マレー半島を席巻;シンガポール攻撃;ビルマ攻略)
第2部 敗戦への道・生への執着(光明はいずこに;敗戦へのきざし;死の谷の戦い前期フーコン作戦;死の谷の戦い後期フーコン作戦;フーコン作戦の脱出行;断作戦;メイクターラ会談;退却行;策集団救出作戦・終戦)

著者等紹介

前田正雄[マエダマサオ]
大正7年8月、鹿児島市に生まれる。昭和14年1月、台湾歩兵第1連隊補充隊砲銃隊に現役入営。同年11月、甲種幹部候補生として予備士官学校入校。開戦とともにコタバル上陸戦、マレー、シンガポール攻略戦に参加。17年4月ラングーンに上陸以来、ビルマ各地を転戦する。21年6月、復員。陸軍大尉(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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wei xian tiang

2
英軍は将校が英人、兵はインド人であるが、コタバル上陸してみるとインド兵は鎖でトーチカ内に繋がれて文字通り死守させられていたという。督戦隊と同発想の酷い話である。またビルマ戡定中現地住民の歓迎ぶりが凄まじく、理由を聞いてみると日本軍に駆逐された重慶軍の軍紀が盗賊団以下で、強姦殺人略奪を働きビルマ人の怨嗟の的になっており、これを追い払ってくれたからだと。無論全部を文字通り受け止めることはできないが、記憶に留めるべき事実かもしれない。2014/10/05

dogu

0
緒戦の栄光から一転、ビルマの地獄のフーコン谷地へ。定員の2倍を超える戦病死者を出した著者の中隊は補充と合併の末に2回全滅した計算になる。補給なき軍隊による机上の作戦によって多くの人が斃れることになった。2023/02/16

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