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光人社NF文庫
昭和良識派の研究―この時代から何を語り継ぐべきか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784769824565
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0195

内容説明

良識とは、良識人とは何か―現代史とその中に生きた指導者層を、良識という視点から捉え直した生きている人間学。昭和史研究の第一人者が歴史をふり返り、前時代の明暗を見すえ、新しい斬り口で構築した二十一世紀の人々へ贈る貴重な提言。話題作『陸軍良識派の研究』に続く日本と日本人再生の道を照らし出す一冊。

目次

第1章 人物論を通しての模索(東条英機のスクラップブックと遺書;日記も人なり手記も人なり;瀬島龍三著が問うている次世代の検証能力―『幾山河』と『祖国再生』を考える;ヤマト世代への限りなき鎮魂;男子の原則―城山文学の国家観;新・宰相論―橋本龍太郎と小沢一郎)
第2章 昭和時代を見つめる視点(「美しい日本語」は誰に殺されたか;現代史の盲点、何を見落としているか;戦後が忘却してきた視点;従軍慰安婦問題の論点、その脆さを考える;戦艦大和が残した技術思想;太平洋戦争はなぜ講和にもちこめなかったか;原子爆弾投下の側の論理、その歪み;死者が語る太平洋戦争―戦争取材ノートより)

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
評論家。ノンフィクション研究家。1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒。出版社勤務を経て著述活動に入る。日本近代史(とくに昭和史)の実証的研究、医学・医療の分野を検証する作品を発表している。個人誌「昭和史講座」(年2回刊)を主宰。函館大学客員教授も務めている。第52回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koichiu

0
内容難しかったけど、昭和という時代って改めて激動だったんだなーと、もうちょっと勉強してみたくなりました。2011/04/14

tora

0
「テレビによって政治家の言説が、ショー化してしまった(p.155)」「ある社会事象が起こる。それへの批判、感想はほとんどすべてのテレビ番組が同じである(p.169)」昭和の良識派に関する叙述よりも、テレビメディアへの問いかけの方が的確であるように思う。2009/12/06

結城あすか

0
このおっさん、相変わらず瀬島龍三に厳しいにょ。『良識派の模索』という旧題通りの内容ではあるから、その範囲でなら読んで無駄だとは言わないけど、『昭和良識派の研究』なんてタイトルから想像できる内容を期待して読んでも無駄なのは確かだから、注意が必要にょ。2007/03/05

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