内容説明
新しい技術と斬新なアイデアを駆使して独自の火力を開発し、戦後、各国兵器の発展に大きな影響を与えたドイツ火砲。ロケット砲、無反動砲、高・低圧砲など多岐にわたるドイツの制圧兵器の全容を徹底解剖する話題の技術戦史。試作から実用砲、捕獲砲までも網羅し、卓越したドイツ防空体制も紹介する。写真170点。
目次
第1章 迫撃砲
第2章 歩兵砲/山砲
第3章 ロケット砲/無反動砲
第4章 対戦車砲
第5章 大砲撃戦
第6章 沿岸砲/要塞砲
第7章 装甲列車
第8章 列車砲
第9章 対空砲
第10章 対空要塞フラツク・トゥルム
第11章 射撃用地上レーダー
著者等紹介
広田厚司[ヒロタアツシ]
1939年、北海道に生まれる。明治大学卒業。会社勤務の傍ら、欧州大戦史の研究を行なう。月刊誌「丸」をはじめ各誌に執筆。現在、翻訳家として活躍
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感想・レビュー
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植田 和昭
9
80cm列車砲をはじめ、170mm砲や21cmK12列車砲。特に21cm砲は射程が115kmもあって驚きです。それでも野砲では、ソビエトの砲のほうが優れていたりして興味深いです。日本もノモンハンで野砲の射程の違いから苦戦しました。ロケットについての記述も面白くなぜドイツが回転式の安定性にこだわったのか興味深いところです。写真も豊富で楽しめました。大砲撃戦でも出てきましたがドイツの火砲の優れた実力を余すところなく取り上げていました。でも単純でも種類を絞り大量生産するほうが補給などからも有利ですね。2024/07/17
ビタミン
0
★★★★☆2009/07/06